@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:02000038, author = {荻布 優子}, month = {2023-11-30}, note = {文部科学省により特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議が設置され(2021)、本邦においても知的ギフテッドへの学校教育場面での支援体制を確立しようという流れがある。そこで本稿ではスコーピオンレビューの手法を用い、過去20 年の本邦におけるギフテッドに関する研究状況を概観し、知的ギフテッドへの対応について今後の課題を検討することを目的とした。その結果、知的ギフテッドに関する報告はこの20 年間で徐々に増加しているものの、24 報と十分とはいいがたい状況であった。また海外のギフテッド教育制度に関する報告が最も多く、本邦における事例ベースでの報告は10 年ほど前から数件のみであった。よって根拠に基づきより効率的で効果的な介入方針へと整理していくためには、多面的なアセスメントと定量的な効果検証がなされた事例ベースでの知見の蓄積が必須であると考えられた。また知的ギフテッドの情緒面・行動面・生活適応上の困難さへの対応と、好奇心を尊重し特異な能力を伸長していくことがないがしろにされやすいという問題の双方を包括的に解決してくためには、「個に応じた指導」を学習者の視点から整理した概念である「個別最適な学び」をすべての児童生徒で実現しようとすることに包含されるのではないかと考えられた。}, title = {本邦における知的ギフテッド研究に関する現状と課題}, year = {} }