@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:02000046, author = {笹野 弘美 and 平野 孝行 and 池田 耕二 and 滝本 幸治 and 辻下 聡馬 and 笹野 英樹}, journal = {奈良学園大学紀要, BULLETIN OF NARAGAKUEN UNIVERSITY}, month = {Dec}, note = {要旨  【目的】高齢化率 42.6%の岡山県真庭郡新庄村にて Aging in Place を実現および継続するために、 地域の環境や特性・資源を調査し、 それらを活用し理学療法士が村民の健康増進および介護予防にどのように関われるかを検討すること。【方法】フィールドワークによる環境や地域特性 (人口、 気候、 産業、 交通など)・社会資源 (医療、 介護など) の調査。【結果】自然豊かな村であり冬は雪深くなる。 人口は 876 人で 24 の地区ごとにまとまって生活している。 村民の 30%強が第一次産業、 その多くが農業に就いている。 村内公共交通機関が無く自家用車移動が中心となっている。 医療施設は診療所1か所、 内科医 1 名が常駐。 福祉は社会福祉協議会のデイサービスと小規模多機能型居住介護1か所ずつ。 リハビリテーション職種はデイサービスに作業療法士1名常駐。 保健として民間で運動教室を実施している。【考察】新庄村は人口の減少が続いており過疎化と高齢化が進んでいるが、 運動教室参加者の平均年齢が 80 歳を超えており元気な高齢者が多い。 一方で日常生活での移動は自家用車が中心であり運転免許証返納後の移動手段が無く、 冬季の自動車運転は危険を伴うため生活の狭小化につながっている。 また入所施設が無く短期入所施設も1か所のため、 障害を有すると村内での生活が困難である。 さらに農業従事者は仕事と生活の線引きが難しく作業期間も決まっているため、 体調不良でも無理をする傾向にある。 よって村民の健康増進、 介護予防および Aging in Place の実現と継続には、 まず自身の健康へ目を向ける機会を増やし、 農業による身体への負荷を軽減する動作指導等が重要と考える。 そのため、 健康へ目を向けるきっかけ作りのための体力測定会、 心身の状況や日常生活における課題を明らかにするための意識調査、 何らかの障害を有しても村内で暮らせる住まい作りの検討を実施する。 さらに意識調査等の結果を行政と共有しながらより具体的な関わり方を検討する。}, pages = {47--52}, title = {地域の特性を考慮した村民の健康増進への取り組みの検討}, volume = {16}, year = {2023} }