@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003116, author = {荻布, 優子 and 川崎, 聡大 and Ogino, Yuko and Kawasaki, Akihiro}, journal = {奈良学園大学紀要, Bulletin of Naragakuen University}, month = {Sep}, note = {本稿では、限局性学習症のうち発達性Dyslexiaを中心に病理的背景について診断評価の観点から概観し、実際の診断評価の方法について検討を加える。発達性Dyslexiaは乖離診断の手続きに則り、知的発達の水準や暦年齢に比して読み書き到達度が乖離して低下するか否かによって判断される。本邦における発達性Dyslexiaの出現率は、報告によって2%~7%と多岐にわたる。発達性Dyslexiaを含め読み困難を示す児童は10%程度とも言われており、その背景には音韻情報処理・視覚情報処理・自動化能力の障害が想定されている。Dyslexiaに関連する遺伝子は複数報告されているが、その遺伝子変異型の詳細や症候発現のメカニズムは明らかとなっていない。診断評価におけるアセスメントツールは、読み書きの到達度、背景に想定される認知機能、その他言語機能など様々に開発はなされているが、画一的な共通バッテリーとしての確立には至っていない。限局性学習症の診断評価および効率的な支援の開始のためには、さらに多角的な視点から病理的背景が解明されることが必要である。}, pages = {23--29}, title = {発達障害の病理的背景-限局性学習症の診断評価の観点から-}, volume = {9}, year = {2018}, yomi = {オギノ, ユウコ and カワサキ, アキヒロ} }