@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003368, author = {松井, 典夫 and Matsui, Norio}, issue = {7}, journal = {人間教育, Online Journal of Humanistic Education}, month = {Jul}, note = {兵庫県で開催された研究大会(以下、第69次研究大会)における総合学習の研究部会で発表された21本のリポートのうち、20本が地域教材を題材とした実践リポートであった。そこでは、「ふるさと」「誇り」「愛する」という言葉が頻出し、また、実践者の発表からは「ふるさとに住み続ける」ことの価値についても語られる場面があった。総合学習における学習課題として、地域教材は重要な意味を持つことは周知であろう。しかし、地域教材から「何を」学ぶのか、という総合学習の目的、あるいは成立要件の要素として、19本のリポートから課題を見出した。本研究では、総合学習における地域教材に込められたふるさとへの愛着や誇りが、子供たちの資質・能力をどのように形成するのかという、地域教材のレリバンスを質的に検討することを目的とした。 そこで本研究では、20本の実践リポートの記述をテキストマイニングし、頻出単語や共起ネットワークで「地域」「ふるさと」「誇り」「愛する」という単語を中心に検討した。その結果、実践した教員のふるさと観としては、それは「心の中」にあるものであり、物質的なものではないことが示唆された。そしていずれにおいても、子供たちがふるさとを「誇り」に思い、「愛する」ことを望んでいることが読み取れたのである。地域教材が総合学習においてレリバンスを持つかという点については、他の課題との比較が必要であることが示唆された。本研究の連続課題として、総合学習における他の学習課題と地域教材を比較し、子供の学びの結果を評価する必要性が示唆された。}, pages = {137--146}, title = {総合学習における地域教材の目的・課題の質的検討}, volume = {3}, year = {2020}, yomi = {マツイ, ノリオ} }