@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003379, author = {松井, 典夫 and Matsui, Norio}, issue = {9}, journal = {人間教育, Online Journal of Humanistic Education}, month = {Sep}, note = {これまでの防犯教育は、「いかのおすし」に象徴されるように、標語をツールとした指導が中心であり、「してはいけないこと」を「教える」ことが中心となってきた。本研究では、「子供の視点(必要性)を出発点とした探究型防犯学習」のカリキュラムデザインについて提案することを目的とする。 これまで、安全マップの学習は、「地域安全マップ」として、2002年ごろに立正大学の小宮信夫教授が提唱したもので、2001年に発生した大阪教育大学附属池田小学校での児童殺傷事件などもあり、瞬く間に全国に広がった。そこで本研究では、平成29年度学習指導要領がいうところの「日常生活や社会に生起する複雑な問題」として、特定できない不審者による略取誘拐、あるいはその対策や危険予知、回避という問題があり、「その本質を探って見極め」ることにより、自らの生きる力(学力)としていくことに、総合学習として取り組むことの価値はあると考えた。そこで筆者が関わり、前述の小宮理論に基づいて実践された奈良市のT小学校の「安全マップ作り」をモデルとして、その取り組みをクリティカルに評価し、探究的なモデルに改善していくことを試みた。その結果、探究型防犯学習のカリキュラムデザインを試行する中で見出されたのは、探究的な学習が実現される要素として、「課題設定」の段階が重要であるということであった。体験的な学習や、情報収集し、分析したことを表現する総合学習は、これまでも多様な実践が試みられ、成果を上げてきた。しかし本研究からは、探究的な学習のカリキュラムが、改めて学習者から見出されることの重要性が示唆されたのである。}, pages = {185--192}, title = {総合的な学習の時間における「探究型防犯学習」のカリキュラム研究}, volume = {3}, year = {2020}, yomi = {マツイ, ノリオ} }