@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003400, author = {松井, 典夫 and Matsui, Norio}, issue = {2}, journal = {人間教育, Online Journal of Humanistic Education}, month = {Feb}, note = {本研究は、M.スキルベックによるSBCD理論を基点に、カリキュラム・マネジメントの今日的課題について言及し、その成立要件について考察することを目的とする。 1974年(昭和49年)3月18日から23日の間、東京において文部科学省はOECD(経済協力開発機構)の内部機関であるCERI(教育研究革新センター)と協働し、「カリキュラム開発に関する国際セミナー」を開催した。そこでは、OECD-CERIによるカリキュラム観がスキルベックによって紹介され、従来の日本における、学習指導要領を核とした「教育課程観」の狭義性が確認、あるいは発見されたのである。本研究ではその背景として、カリキュラムを作成、あるいは編成したり再編成すること(カリキュラム・マネジメント)の主体は学校(教師)であることの認識はどれほどなされているのか、という課題意識が発端となっている。そこで本研究では、スキルベックのSBCD理論、2017・2018年改訂学習指導要領、その改訂の経過で発せられた論点整理をつぶさに比較、分析することによって、カリキュラム・マネジメントの成立要件について考察した。 その結果、日本における現代のカリキュラム・マネジメントは、学習指導要領をはじめとする「上から」のものであり、学校や教師が主体となって実践されていないという実態が示唆され、これからのカリキュラム・マネジメントの成立要件の一つとして、「学校、教師が主体となるカリキュラム観を改めて創造すること」の重要性が明らかとなった。}, pages = {15--21}, title = {カリキュラム・マネジメントの今日的課題と成立要件の考察−M. SkilbekのSBCD理論を基点に−}, volume = {4}, year = {2021}, yomi = {マツイ, ノリオ} }