@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003416, author = {吉岡, 隆之 and 後和, 美朝 and Yoshioka, Takayuki and Gowa, Yoshiaki}, journal = {奈良学園大学紀要, Bulletin of Naragakuen University}, month = {Dec}, note = {ダウン症のある高校生68人(女子24人、男子44人)を対象に、吉岡らが作成したダウン症の縦断型身長・体重発育基準チャート(ダウン症発育チャート)による縦断的な発育と過体重・肥満傾向の評価および皮下脂肪厚による肥満評価を行った。ダウン症発育チャートの「体型曲線(身長・体重パーセンタイル曲線)」のダウン症の基準で90パーセンタイル(90th)を超える領域(「レッドゾーン」)と判定された対象15人(女子7人、男子8人)と50~90パーセンタイル(50~90th)の領域(「イエローゾーン」)と判定された対象27人(女子13人、男子14人)について、男女別に上腕後部と肩甲骨下角部の皮下脂肪厚を検討した。結果として、女子では、ダウン症発育チャートによる「レッドゾーン(過体重・肥満傾向領域)」の判定と皮下脂肪厚による肥満・肥満傾向の判定、「イエローゾーン(ダウン症の基準で50~90thの領域)」の判定と皮下脂肪厚による正常範囲の判定は、どちらもほぼ一致していると考えられた。男子でも、ダウン症発育チャートによる「レッドゾーン」の判定と皮下脂肪厚による肥満・肥満傾向の判定は一致していると考えられたが、男子の「イエローゾーン」の判定と皮下脂肪厚による判定は必ずしも一致せず、「イエローゾーン」と判定された者の中には皮下脂肪厚による評価で肥満あるいは肥満傾向と判定された者が少なからず含まれていた。以上の結果から、ダウン症のある生徒の肥満あるいは肥満傾向を評価する際には、ダウン症発育チャートのダウン症独自の基準を用いることが妥当であることが確認された。ただし、男子で「イエローゾーン」と判定される場合は肥満あるいは肥満傾向の者が含まれている場合もあると考えられ、女子で「レッドゾーン」と判定される場合は一部では肥満・肥満傾向と断定できないケースもあり得ると考えられることから、注意を要する。}, pages = {131--139}, title = {ダウン症のある児童・生徒の肥満評価-発育チャートと皮下脂肪厚の観点から-}, volume = {13}, year = {2020}, yomi = {ヨシオカ, タカユキ and ゴワ, ヨシアキ} }