@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003428, author = {大浦, 智子 and 中山, 健夫 and Ohura, Tomoko and Nakayama, Takeo}, journal = {医療福祉情報行動科学研究, Journal of Information and Behavioral Science for Health and Welfare}, month = {Mar}, note = {【背景】日本における要介護高齢者の入所者数および入所施設が増加するなか, 入所高齢者の生活満足に関与する要因について, 検討が進められている. 【目的】介護老人保健施設の入所高齢者の生活満足に関連する要因を, 高齢者の特性と職員による高齢者のニーズ把握やケア提供の観点から検討を行うことを目的とした. 【方法】入所高齢者を対象に, 4領域25項目のニーズ項目と生活満足等で構成する質問紙を用いた面接調査を行った. さらに, 高齢者1人につき介護職員・看護職員・リハビリテーション職員(リハビリ職員)をマッチさせ, 高齢者と同様のニーズ項目とケア提供への満足度等で構成する質問紙調査を実施した. 分析に際し, 高齢者の生活満足に関する5段階の回答を2段階にリコードし, 従属変数とした. 説明変数は, 高齢者の特性(性, 年齢, 認知機能など), 職員の特性(カンファレンスの参加, ケア提供), 職員による高齢者のニーズ把握数とした. 統計解析は, 有意水準を0.10未満として変数増加法を用いたロジスティック回帰分析にてオッズ比を算出した. 【結果】高齢者87名のうち72名(82.8%)が女性, 調査時に75歳以上が76名(87.4%), 6ヶ月以上の入所者が58名(66.7%)だった. 入所高齢者は, 性や年齢にかかわらず約8割が生活に満足していた. 高齢者の生活満足をアウトカムとしたロジスティック回帰分析の結果, オッズ比は, 介護職員がケア提供に満足している場合がしていない場合に比べて9.46(95%信頼区間[confidence interval:CI]1.04-86.02)だった. 【結論】高齢者の生活満足感には高齢者の属性は関連せず, 介護職員のケア提供の満足度との関連が示唆された. 高齢者のケア提供の満足を職員が感じられる教育や支援, これらを可能とする組織や体制の強化が期待される.}, pages = {63--72}, title = {介護老人保健施設に入所する高齢者の生活満足の関連要因:ケア提供者の職種とニーズ把握を加味した検討}, volume = {7}, year = {2020}, yomi = {オオウラ, トモコ and ナカヤマ, タケオ} }