@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003472, author = {松井, 典夫}, journal = {奈良学園大学紀要, BULLETIN OF NARAGAKUEN UNIVERSITY}, month = {Dec}, note = {第1回目のPISAが2000年の春に実施され、世界で32カ国、265000人の15歳生徒が調査に参加した。日本では高校1年生の抽出された生徒、約5100人が参加した。この世界で初めての試みの結果、学力が「測られ」、思い込みで通用してきた各国の教育におけるアセスメントが覆されることになった。1998年の「総合的な学習の時間」の創設の直後、2000年のPISAショックで「学力低下論争」が起きた。それは、「総合的な学習の時間」の出足を挫くような潮流であったかもしれない。その中で2002年には文部科学省が2002アピール「学びのすすめ」(前掲)を発表し、2003年には学習指導要領の一部改正「確かな学力」を実施した。2007年には「全国学力・学習状況調査」が導入され、2008・2009年学習指導要領改訂で授業内容と授業時数が増加されるという流れがあった。このような学力低下への危機感による矢継ぎ早な対策の数々は、結局は社会構造の中に子供を組み込み、意図的に教育するナショナル・カリキュラムの性格が強く表出した時代だったと言えるだろう。そこで本研究では、「総合的な学習の時間」の理念、時数の変遷について、カリキュラム観をもとにして論考する。そして本研究では、カリキュラムは子供のための「地図」なのか、ナショナル・カリキュラムとしての「地図」なのか論考し、明確にしていくことを試みた。}, pages = {149--156}, title = {PISAと総合的な学習の時間を起点としたカリキュラム観の論考}, volume = {14}, year = {2021}, yomi = {マツイ, ノリオ} }