@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003474, author = {村岡, 潔}, journal = {奈良学園大学紀要, BULLETIN OF NARAGAKUEN UNIVERSITY}, month = {Dec}, note = {本稿では、生殖補助医療・技術 Assisted Reproductive Technology(以下、ART)の利用における多様性について検討する。第Ⅰ節「はじめに~生殖補助医療・技術」ではARTと不妊の定義に触れ、第Ⅱ節「ARTの本来的な利用とは」ではARTのデフォルト(基本)として不妊治療の視点から人工授精、体外授精、代理懐胎、卵子提供、受精卵養子などのテクノロジー全体を紹介した。第Ⅲ節「ARTの代替的かつ多様な利用方法」では、昨今、従来の不妊治療の領域を超えて利用されるARTの様相や、精子提供による非婚の母や同性同士の子どもつくりと、クローニングの問題点について紹介した。第Ⅳ節「ARTの代替的利用と多元主義」では、ART利用の背景にあると思われる「血筋主義」と、「トランスジェンダーの男性」のART利用の事例について、その矛盾点を含め検討した。第Ⅴ節「親子関係と血筋主義」では、ART利用の裏付けとなる生物学遺伝学的側面と文化社会的な側面から親とはどういう存在であるべきかについて検討した。その結果、生物学的な親性よりも文化社会的な親性、すなわち育ての親の意義と親の存在の多様性とその在り方の多元主義の重要性を強調した。}, pages = {169--179}, title = {生殖補助医療・技術の利用における多元主義の効用について}, volume = {14}, year = {2021}, yomi = {ムラオカ, キヨシ} }