@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003475, author = {森, 基雄}, journal = {奈良学園大学紀要, BULLETIN OF NARAGAKUEN UNIVERSITY}, month = {Dec}, note = {前回(1)の森(2020)では、Campbell(1959:109)が古英語の強勢母音の音変化についての論考の最後の箇所で10項目として挙げたものについて、その実例を示しながら詳細に論じたが、今回(2・完)では主にそれらの音変化の生起順序についてその判断材料となる根拠を挙げて論じていくことにする。  Campbellが自身の見解による生起順序に沿って挙げた音変化の10項目をここに改めて示す。1. 鼻音の前でのWGmc a、āの鼻音化、そして鼻音の前以外でのWGmc ā からǽ/ēへのアングロ・フリジア語(Anglo-Frisian)における発達;2. WGmc ai>ā;3. WGmc aのæへの前舌化;4. 割れ(breaking)とそれに関連した後退(retraction);5. 後母音の前でのæ、ǽ>a、āの復元(restoration);6. 第2の前舌化(主にマーシア方言のVespasian Psalter)。前母音の硬口蓋二重母音化(palatal diphthongization)と後母音の早期の硬口蓋二重母音化(主にウェストサクソン方言とノーサンブリア方言において);7. i-ウムラウト(i-mutation);8. 後舌ウムラウト(back mutation);9. 滑化(smoothing);10. 母音縮約と代償的長音化。なお必要に応じ、これらの10項目以外の音変化についても取り上げていきたい。}, pages = {181--194}, title = {古英語の音変化に関する一考察(2・完)}, volume = {14}, year = {2021}, yomi = {モリ, モトオ} }