@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003521, author = {澁谷, 友和 and 中尾, 徳仁}, journal = {奈良学園大学紀要, BULLETIN OF NARAGAKUEN UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {本稿の目的は、小学校教員養成課程で学ぶ学生の学びの場として、博物館の活用が必要であるという立場に立ち、本学と同じ奈良県内にある天理大学附属天理参考館との連携を事例に、博物館を活用した教育活動を展開する力を育成するための大学における実践の形態や内容について検討を加えることである。現行の小学校学習指導要領では、博物館や資料館などの施設の活用を重視しているが、学校現場における博物館活用のあり方に関しては 「ビジョンやノウハウを持ち得ていない (田尻 2016)」という課題が指摘されている。従って、教員は、児童の学びの深化を図るために博物館の活用を年間指導計画に明確に位置付け、教育活動を展開する力を身につけておく必要があるが、本学においてそのような教育活動は十分とは言い難い。 このような本学の学生の状況を改善するには、どのような取り組みが効果的なのかを検証するため、本年度は、学部3年次に開講している「人間教育学ゼミナールI (社会科教育ゼミ)」の一部に博物館との連携を取り入れた内容を設定し、受講生に取り組んでもらうことにした。その内容は、ただ博物館を見学するだけではなく、博物館の抱えている課題を発見し、その課題を解決する方法を提案するプロジェクト学習を取り入れるというものである。これにより、博物館展示物をどのような視点で児童に観察させるのか、どのような授業を構成するのか等を考える場面が生み出され、小学校現場における博物館の活用方法や6年生社会科の内容構成も把握することができ、田尻が指摘していた「ビジョンやノウハウを持ち得ていない」という課題に対する示唆を得ることができた。}, pages = {67--78}, title = {天理大学附属天理参考館と連携したプロジェクト学習の実践 -奈良学園大学社会科教育ゼミの取り組み事例-}, volume = {15}, year = {2023}, yomi = {シブタニ, トモカズ and ナカオ, ノリヒト} }