@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003534, author = {三浦, 康代 and 和田, 智代 and 西山, 由紀}, journal = {奈良学園大学紀要, BULLETIN OF NARAGAKUEN UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {背景・目的:おむつなし育児とは、乳幼児におむつ、パンツ、紙おむつ等を上手に使いながら、排泄時になるべくおむつを外して、何らかの開放空間で排泄させる機会をつくる育児のことで、昔から国内外で実践されてきた排泄ケアのことである。2009年におむつなし育児研究所が設立されて以来、全国で約1300名のおむつなし育児アドバイザーが養成されてきた。本研究は、アドバイザー自身が自分の子育ての中で体験したおむつなし育児の効果等について明らかにすることを目的とした。 方法:Facebookに登録中のアドバイザー約960名のうち、常時閲覧している約230名を対象に、自分の子の昼間のおむつが外れた時期、おむつなし育児のメリット等についてWebアンケート調査を実施した。 結果:回答数166を分析した結果、おむつが外れた時期は、おむつなし育児をした子では平均1歳10か月、おむつなし育児をしなかった子では平均2歳9か月で、おむつなし育児をした子のほうが有意に早かった。おむつなし育児のメリットとして、「児の心身の状態がよくわかるようになる」「排泄コントロール能力が自然に育ち、1歳後半~2歳頃には排泄が自立することが多い」「育児に対して大らかな気持ちになれる」「おむつかぶれが改善する」等が多かった。 考察:おむつなし育児は、排泄の早期自立につながっていた。また、アドバイザーは、おむつなし育児により子の心身の状態がわかりやすくなり、育児に対して大らかになれるというメリットがあるととらえていた。おむつに頼りすぎない育児は、近年まで各家でごく普通に世代間伝承されていたおむつ外しの方法であったが、現代においても一部の人たちの間で伝承されており、子育て支援の一端を担っていることが示唆された。}, pages = {211--223}, title = {おむつなし育児のメリット ーおむつなし育児アドバイザーの意識調査よりー}, volume = {15}, year = {2023}, yomi = {ミウラ, ヤスヨ and ワダ, トモヨ and ニシヤマ, ユキ} }