@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003547, author = {藤田, 信子 and 林, 英典 and 林 , 弘規 and 木村, 晋太郎 and 大槻, 嵐志 and 松野, 悟之}, journal = {医療福祉情報行動科学研究}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,ワーキングメモリ課題遂行時における作業負荷レベルが及ぼす前頭前野の脳活動および主観的難易度と疼痛抑制効果の関連性を明らかにすることである。対象者は健康若年者22名であった。ワーキングメモリ課題はn-back課題を用い,2-backおよび3-back遂行時の近赤外線分光法(NIRS)を用いた前頭前野3領域(左右背外側前頭前野,前頭極)の酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb)濃度,主観的難易度(NRS),筋圧痛閾値(PPT),課題正答数を計測し,2つの課題間で比較した。その結果,3-backは2-backに比べ左背外側前頭前野のoxy-Hb濃度,NRS, PPTが有意に高く,正答率は低くなることが示された。また,2つの課題の変化量を算出してΔoxy-Hb,ΔNRS,ΔPPT,Δ正答率とし,ΔPPTはどのような因子の影響を受けているかを検討した。Spearmanの相関係数と重回帰分析の結果,ΔPPTはΔoxy-Hb(左背外側前頭前野)と有意な正の相関関係を示し, ΔNRSと有意な負の相関関係を示した。これらのことから,2-backと3-backの間で作業負荷レベルを上げることにより左背外側前頭前野の活動が高くなり,この脳活動の活性化が疼痛抑制効果に関与することが示唆された。また,主観的難易度については,作業負荷が高くなると難しいと感じるほど,疼痛抑制の効果が下がることが示唆された。}, pages = {47--54}, title = {ワーキングメモリ作業負荷が与える脳活動および主観的難易度と疼痛抑制効果の関連性}, volume = {8}, year = {2021}, yomi = {フジタ, ノブコ and ハヤシ, エイスケ and ハヤシ, ヒロキ and キムラ, シンタロウ and オオツキ, アラシ and マツノ, サトシ} }