@article{oai:naragakuen.repo.nii.ac.jp:00003551, author = {佐藤, 郁代 and 涌井, 忠昭 and 新谷, 奈苗}, journal = {医療福祉情報行動科学研究}, month = {Mar}, note = {今日の社会は,情報化,少子高齢化,核家族化,経済不況など,目まぐるしく変化する状況が長期化している。目まぐるしく変化する状況はストレスとなり,自律神経系や内分泌系,免疫系などを介して心身の反応となってあらわれる。特に,心の反応の持続は遷延的なストレス状態となる。そこで本研究では,健康成人19名にハンドマッサージを15分間行い,心身に及ぼす癒し効果を検証することを目的とした。生理的指標としてサーモグラフィ法による鼻部皮膚表面温度および心拍変動(HR,LF/HF,HF/Total)の変化を計測し,心理的指標としてVASを用いた心地よさおよびPOMS2日本語版短縮版を測定した。室温22~26℃,風速0.1m/秒以下を保った建物内の一室で,自律神経系への影響を避けるため,ハンドマッサージ中は会話を禁じ,無香料のオイルを用いてマッサージを行った。介入後,鼻部皮膚表面温度は直後に概ね上昇し15分間持続した。また、鼻部皮膚表面温度は、ハンドマッサージ終了直後にBMI・年齢と負の相関が認められ、終了5分後にPOMS下位尺度の「混乱-当惑」と負の相関が認められた。HR,LF/HF,HF/Totalは介入前後の有意差はなかった。介入後、VASを用いた心地よさは有意に上昇し,POMSにおける下位尺度の「怒り-敵意」「混乱-当惑」「抑うつ-落込み」「疲労-無気力」「緊張-不安」は有意に低下した。しかし、「活気-活力」「友好」に有意差はなかった。サーモグラフィ法を用いる場合は解析時に対象者の個体差を踏まえること,終了5分後に計測することが示唆された。}, pages = {85--90}, title = {サーモグラフィを活用したハンドマッサージによる癒し効果の検証}, volume = {8}, year = {2021}, yomi = {サトウ, イクヨ and ワクイ, タダアキ and シンタニ, ナナエ} }