Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2016-10-13 |
タイトル |
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タイトル |
認知症高齢者を介護する娘介護者の体験-介護生活の中で体験する困難と、介護生活の支えとなるもの- |
タイトル |
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タイトル |
Experience of daughter care giver who takes care of dementia elderly -Difficulty experienced in the daily life of care giving and things that can serve as an anchor to such daily life-, |
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言語 |
en |
言語 |
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言語 |
jpn |
キーワード |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
認知症 |
キーワード |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
高齢者 |
キーワード |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
娘介護 |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 |
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資源タイプ |
departmental bulletin paper |
著者 |
上山, 知恵子
田場, 真理
守本, とも子
Kamiyama, Chieko
Taba, Mari
Morimoto, Tomoko
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抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
本研究の目的は、認知症高齢者の娘介護者が体験する困難と、娘介護者にとって介護生活の支えとなっているものについて明らかにすることである。認知症高齢者である親の介護経験を有する娘介護者15名を対象に半構成的面接調査を行った。得られたデータは逐語録に起こした後、その中にあるテーマを記述し、共通するテーマを持つ者同士をグループ化した。その結果、娘介護者が体験する困難として≪親の現状を受け止める難しさ≫≪役割の両立から生じる困難≫≪自分がやらなければ≫≪介護協力者との間に生じるずれ≫≪認知症の症状そのものへの対応の大変さ≫≪将来への不安≫≪娘であるがゆえに生じる理不尽さ≫の7カテゴリーが、介護生活を続ける中で支えになるものとして≪変わってゆく親を共有できる存在≫≪介護を分担してくれる家族≫≪距離をおく時間≫≪介護効果の実感≫の4つのカテゴリーが見いだされた。娘介護者は、以前に介護の経験があったり認知症の知識を十分持っていたとしても、変わりゆく≪親の現状を受け止める難しさ≫を経験し苦しんでいた。そのような中で、親の現状を受け入れていくプロセスに、元気なころの親も、今現在の親の姿も共有できるきょうだいや、以前から知ってくれている医療機関が≪変わってゆく親を共有できる存在≫として大きな支えとなることが分かった。また、本研究結果からは、多くの役割を担い、その両立を迫られる立場にあって困難を感じている娘介護者の状況が明らかになった。このような娘の立場を理解した上での支援が重要であると考えた。 |
書誌情報 |
奈良学園大学紀要
en : Bulletin of Naragakuen University
巻 5,
p. 67-79,
発行日 2016-09-30
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出版者 |
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出版者 |
奈良学園大学 |
ISSN |
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収録物識別子タイプ |
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収録物識別子 |
2188-918X |